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茨城で古民家を探す際の注意点!「0円物件」「格安物件」の落とし穴とは!?

thumbnail02 お知らせ

ほどよく地域の温もりや田舎暮らしを実感できて、東京へのアクセスも容易な茨城県。

そんな茨城の空き家や古民家を活用して、「自分が人生で本当にやりたかった暮らしを実現させたい!」と考えているのではないでしょうか?

実際、茨城県には「空き家問題」として問題化するほど多くの古民家があり、格安の物件や、中には「0円で差し上げます」という物件まで存在します。

しかし、安いし見た目も悪くなさそうだからと安易に「0円物件」「格安物件」などに手を出すと、表面に見えない部分がボロボロだったり、リフォームでかえって莫大なお金がかかってしまった!など、結果的に後悔してしまうことも多いのです。

そのため、古民家を購入して後悔しないためには、様々な前提知識や心構えを知っていることが大切です。

そこで、この記事では

  • 古民家のメリット・デメリット
  • 古民家の探し方
  • 古民家物件を選ぶ際のポイント

などなど、茨城県などの地方で古民家を探す際に役立つ情報をお伝えします!

古民家に住むメリット

古民家特有のぬくもり

古民家に住む何よりのメリットといえば、やはり古民家にしかない雰囲気や昔懐かしさでしょう。

年季の入った木材が醸し出す温かみや畳の香り、家の中にありながらどこか自然を感じられる空間などは、現代の建築では味わえないものです。

この古民家から得られる様々な癒しは、たとえ様々な不便があったとしても多くの人々が古民家に惹かれる理由でしょう。

安く購入できる

古民家のメリットのひとつに、その値段の安さがあります。

古民家の多くは建設から年数が経っている上に、地価の安い地方に特に多いです。

そのため、土地と合わせても値段が比較的安かったり、中には100万円以下、さらには0円で差し上げますという物件まで存在します。

地方の場合は物価が安く、基本的な生活費を抑えられるのも魅力の一つでしょう。

部屋や敷地が広い

空き家の多くは茨城県をはじめとした地方にあるため、広い庭がついていることが多いです。

また日本家屋の特徴である、とても広々として風通しの良い居間などがあることが多いです。

広い庭を有効活用して家庭菜園を作ったり、庭園を作ったり、BBQをしたり…と都市の家ではできない様々なアクティビティを思い切り楽しむことができるのも古民家ならではの特徴です。

古民家に住むデメリット

傷んでいる箇所が多い

古民家に住むデメリットは、やはりその古さからくるものが多いです。

築年数がたった家は、雨漏りがしたり隙間風が入ってきたりと、傷んでいる部分がとても多くなります。

また表面的には問題なさそうに見えても、内部がボロボロだと、水道管が詰まったり、シロアリに食われて床がボロボロになったりと生活に様々な不便が出てくるでしょう。

リフォームにお金がかかる

劣化の激しい空き家をリノベーションする場合、想像以上のお金がかかってしまうことが多いです。

また表面的には綺麗に見えたとしても、外からは見えない屋根裏の電気配線や水道管がダメになっていた場合、後から大規模な工事が必要なため、「格安物件」を購入したとしても、必ずしも安く済むとは限りません。

特に冬は寒い

古民家の多くは風通しが良いので夏は快適ですが、冬場の保温機能はあまり優れていない

ことが多いです。さらに劣化で隙間風が入るようであれば、さらに寒さを感じるでしょう。

古民家の探し方

オススメは行政の空き家バンク

古民家を探す際に一番オススメなのが、近年運営を始める自治体が増加している「空き家バンク」です。

空き家バンクとは、行政が運営する空き家を手放したい人と購入したい人を繋ぐプラットフォーム。物件を探せるだけでなく、値段や間取り、最寄駅やスーパーなど生活に必要な施設へのアクセスなど様々な情報を一括で見ることができます。

運営しているのは行政なので、信頼性もバッチリです。

茨城県では、常陸太田市などで空き家バンクが運営されています。

空き家・空き地バンク | 常陸太田市公式ホームページ

また空き家バンクには、購入した物件をリフォームする際の補助金が用意されていたりと、様々なメリットがあります。

ぜひお住まいの自治体に空き家バンクが無いか、検索して確かめてみてはいかがでしょうか。

インターネット検索

また「自治体名 古民家」で検索しても、本当に様々な古民家を探すことができます。

ただ、検索で探す際の注意点は、「写真だけで本当の状態はわからない」ということです。屋根に雨漏りを起こす隙間があるかもしれませんし、実は床下がシロアリに食べられているかもしれません。

購入前に実際に現地へ行って物件を見せてもらうか、知識のある人に状態やリスクについて聞いてみることが大切です。

もし現在検討している古民家の状態が心配な場合、以下からお気軽にご相談ください。数々の空き家のリノベーションに関わった経験から、古民家の状態や活用について、様々なアドバイスが可能です。

住む地域の選び方

交通アクセス

住む地域で迷っている場合、まず確認した方が良いのは生活に必要な病院やスーパー、駅などへのアクセスや、都市部との距離です。

地方だと仮に車があったとしても、最寄りのスーパーまで山を越えねばならなかったり、30分以上かかってしまったり…と都市では考えられない苦労があります。

また近くにそれらの施設があったとしても、そのオープン時間には注意が必要です。

特に地方ではスーパーやコンビニなども閉まる時間が早かったりと、都市での生活スタイルでは苦労する面が多くあります。

定住支援制度などの補助金

また近年多くの自治体では、定住支援制度などの補助金が用意されています。

例えば、古民家を購入して生活する際に利用できる補助金には以下のようなものがあります。

  • 家賃助成金
  • 定住住宅取得補助金(物件購入費を補助)
  • 住宅修繕費用助成金(リフォーム費用を補助)

実際に行ってみることが大切!

地域を選ぶ上でやはり一番大切にしたいのは、実際に「生活する」という視点でその地域を見て、その上で感じる体感や雰囲気などでしょう。

周囲の自然環境や医療・教育・スーパーなどへのアクセスのしやすさなどは、実際に生活してみないとわからないことが多いです。

可能であれば、その地域にお試しで短期間住んでみるなどして、住み心地を体感として知っておくと間違い無いでしょう。

買って後悔!格安古民家のリスク

リフォームに多くの費用がかかってしまった!

さて、住む地域が大体決まった上で古民家の物件を検索してみると、時々見つかるのが

「0円で差し上げます。」

…と謳っている物件。

このように格安もしくは無料で売られている古民家ですが、サイトに表示された値段に飛びつくと、思わぬ罠に引っかかってしまうことがあります。

それが「リフォーム費用」です。

状態にもよりますが、年季の入った古民家だと、リフォーム代だけでも最低でも1,000万円以上掛かってしまう場合があり、逆に割高になってしまうこともあるのです。

見えないリスクが沢山

また仮に一見状態が良さそうに見える古民家でも、実は注意が必要。

それは屋根裏の電気配線、地下の水道管など、見えない部分がボロボロになっている可能性があるからです。

ほかにも、屋根に隙間があって雨漏りがひどかったり、実は床下がシロアリに食われてボロボロになっていた…なんてことに、購入してから気付いたという事例もあります。

見えない部分の工事は地面を掘り返したり、床や壁を剥がしたりとある程度規模の大きい工事が必要になり、こちらも決して安くない費用が掛かってしまいます。

自分に合った古民家を選ぶコツは?

リフォームが必要な場所を確認しよう

まずは「安いから」という理由だけですぐに飛び付かずに、一度見学の上、設備の状態やリフォームが必要な箇所などを詳しく把握することがおすすめです。

特に注意して見た方が良いのは、以下の部分です。

床下・屋根

床下や屋根裏などは、ネットで公開されている物件の表面の写真からは見えないものの、最も劣化しやすく、注意が必要な場所です。

特にシロアリに侵食されている場合、床が陥没したり、耐震性が著しく損なわれたりと生活に大きな影響が出てしまいます。

これらの状態は買った後に「知らなかった…」となることが多いので、事前に注意して見るようにしましょう。

水回り

また中古物件を購入した場合に一番トラブルが多いのが、キッチンや風呂場など水回りの設備です。

特に古民家の場合は、水道管が劣化していたり、排水を処理する浄化槽が劣化していることが多いので注意が必要です。

水道管が劣化していると、漏水を引き起こす可能性があります。

水道を閉めた状態で水道メーターのパイロットが回っていないかを確認するなどして、漏水が無いかどうかチェックしてみましょう。

全体の傾き

また、家全体が傾いてしまっていないかどうかにも注意が必要です。

パッと見ではわからなくても度重なる震災で家が傾いていたりすると、次に地震が起きた際に倒壊するなどの危険があります。

ブロック塀

また、忘れられがちですが、特に注意が必要なのがブロック塀です。

だいぶ昔に作られたブロック塀の場合、アンカーという塀を安定させるための鉄筋を入れずに積み上げられているため、劣化して今にも崩れそうになっている可能性があるのです。

ブロック塀が何かの拍子に倒れて通行人を怪我させてしまった場合、家主の責任になってしまいます。

自治体のサポート

古民家の修繕には多くのお金がかかりますが、「住宅修繕費用助成金」などのリフォーム費用を保障してくれる制度のある自治体が増えてきています。また自治体によっては浄化槽の交換の際に利用できる補助金があったりと、様々な制度が用意されています。

不安な場合はプロに相談してみよう

  • 検討している物件の状態を詳しく知りたい…
  • でも自分だけでは知識不足で不安…

そのような場合は、ぜひ一度建築のプロに相談してみることをおすすめします。

プロであれば、ご自身の目だけでは見えないような部分まで、詳しく家の状態やリスク、リフォームにかかる費用などを知ることができます。

事前に相談して家の状態を正しく知っておくことで、購入後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔することを防げます。

まずは一度相談してみませんか?

時由地材の代表、本谷由香は二級建築士としての知識と経験、また数々の空き家リノベーションに関わってきた経験から、あなたが購入を検討している物件の状態、活用方法など様々な面からのサポートができます。

さらに、リフォームを行う際にどのようにすれば費用を抑えられるか、自分でリフォームできる箇所に関しては、必要なDIY技術のレクチャーまで、あなたの夢の実現まで、トータルで伴走いたします。

  • 購入を考えている物件の状態が心配で確かめて欲しい…
  • 家の中に様々な物が残されていて片付けが大変…
  • 空き家を活用した事業について相談に乗って欲しい…

などなど、どんなお悩みでも大歓迎です。
まずは以下のフォームから、一度ご相談してみませんか?

片付けの場合、軽トラ一杯分15,000円〜いたしております。

料金表はこちらから!

本谷由香プロフィール

『見捨てられたものに新たな価値を』

この理念のもと、茨城県水戸市を拠点に空き家の片付け・リフォーム事業や廃材のリメイク、シェアハウスを通じた心の拠り所づくりなどを行っております。

私の祖父は大工で叔父も建築士だったので、ものごころついた時から建築が身近にあり、一級建築士の資格も取得。物の再利用にも興味をもち、失われゆくものの魅力を発見し、新たな価値を創造してきました。

 ご依頼者様の想いや建物に寄り添った片付けと再活用方の提案によって秘められた価値を再発掘し、住む人、建物、その地域に幸せをもたらします。

また保護猫活動も行っており、売上金の一部は保護猫基金への寄付に充てさせていただきます。

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