不動産の購入は人生の中で大きな決断です。その中でも今回は「中古物件」についてお話をしていきます。
中古物件には新築物件にはない魅力が多くありますが、その反面デメリットも存在します。
この記事では、実際に空き家をリノベーションしてシェアハウス事業を行っている建築士である私がプロの目線でわかりやすく要点をまとめて、中古物件の選び方について解説します。

まずは中古物件のメリットとデメリットを見ていきましょう。
中古物件のメリット
- コストパフォーマンス:中古物件は新築に比べて価格が安く、その分広い物件や好立地の物件を選ぶことができます。
 - 入居までのスピード:リフォーム不要な場合、契約後すぐに入居できるのも大きな利点です。
 - 実際の環境確認が可能:既に周囲の開発が進んでいるため、住環境や近隣の状況を事前に把握できる点も魅力です。
 
中古物件のデメリット
- 修繕費用の発生:築年数が経っているため、購入後に修繕が必要な場合があります。特に水回りや電気設備は注意が必要です。
 - 耐震性能の不安:古い物件では、現行の耐震基準を満たしていないことがあり、追加の補強工事が必要になる場合があります。
 - 設備の古さ:最新の設備やデザインを求める場合、リフォームが必要になることがあります。
 
中古物件の魅力を最大限に活かすためには、これらのメリットとデメリットを十分に理解し、適切な選択を行うことが重要です。
中古物件を選ぶ際のチェックポイント
中古物件の購入にあたって、次のようなポイントをチェックすることで、失敗のリスクを減らすことができます。

1. 物件の状態
中古物件の状態を確認する際は、特に以下の点に注意しましょう:
- 構造・躯体の状態:基礎部分や耐震性の確認。
 - 水回りの設備:配管の老朽化や水漏れの有無。
 - 電気設備:配電盤や電気配線の状態。
 
専門家に依頼して、詳細な調査を行うこともおすすめです。
2. 立地条件
物件の立地は非常に重要です。以下の点を確認しましょう:
- 交通アクセス:最寄り駅やバス停までの距離、通勤・通学の利便性。
 - 生活環境:スーパーや病院、学校など生活に必要な施設の有無。
 - 将来の発展性:周辺エリアの将来的な発展可能性や再開発計画。
 
3. リフォームの可能性
中古物件購入の魅力の一つは、リフォームによって自分好みの空間を作り上げることができる点です。物件を選ぶ際には、リフォームのしやすさや可能性についても考慮しましょう。また、リフォーム費用が予算内に収まるかどうかも重要なポイントです。
4. 法的確認事項
購入前には、法的な確認も忘れずに行いましょう。特に所有権や用途地域、権利関係などをしっかり確認することが重要です。登記簿を確認し、問題がないかどうかをチェックします。
これらのポイントをしっかりと確認し、信頼できる不動産会社と連携することで、納得のいく中古物件選びが可能になります。
まとめ
今回は中古物件の選び方について要点を解説していきました。

より詳しい内容が知りたい方はお問い合わせください。
私自身、茨城県内を中心に、「見捨てられたものに価値を」というコンセプトの元、活動を行っています。不要になってしまったものや空き家、中古物件などに手を加えることで新たな価値を想像していくことができればと思っています。
もし、簡単なDIYやリノベーション、さらには不用品の回収などお困りごとがありましたら、ご連絡ください!

  
  
  
  
