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【ADHD当事者が語る】片付けられないADHDのための型破りな片付け術!

お知らせ

いくら片付けても、気づいたら部屋が散らかっている…

わかっていても、使った物を元に戻せない…

なかなか捨てられずゴミや物が溜まっていく…

この記事を見ていらっしゃる方の中には、そのような思いを持っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

片付け方のサイトを見ても、「優先順位をつけましょう」「分類しましょう」などなど…

それができたら苦労しないんだよなぁ〜と言いたくなる情報ばかり。

わかっていてもどうしても片付けられない、そのような悩みはADHD(注意欠陥・多動性障害)によるものかもしれません。

しかしADHDであったとしても、その特性を知っておくことで、工夫次第で部屋を綺麗に保つことが可能なのです。

この記事では、ADHDの特性、またそれらを考慮した上でADHDに最適な片付け術をお伝えいたします。

ADHDの特性とは?

ADHDの正式名称は「注意欠陥・多動性障害」。

不注意なミスが多かったり、落ち着きがなかったりすることで、日常生活に支障が出ている場合に診断される、発達障害の一種です。

主になくしものやケアレスミスが多い「不注意優勢型」、落ち着きがなく、待つのが苦手な「多動・衝動性優勢型」、どちらも強い「混合型」の3つのタイプがあります。

それぞれのタイプの特性は以下のような物です。

【不注意優勢型】

・物をよくなくす

・仕事や授業中に他のことに気が散りやすい

・順序立てて作業を行うことが苦手

・うっかりミスが多い

【多動・衝動性優勢型】

・じっとしていられない

・つい喋りすぎてしまう

・過度に行動的になることがある

・待つことが苦手

・衝動的な行動や感情を抑えられない

このような特徴は誰もが部分的に持ち合わせているものですが、これらの特徴が強く、日常生活に何らかの支障が出ている場合にはADHDの可能性が高いでしょう。

ADHDが片付けられない理由

注意が頻繁に移り変わる

ADHDの特徴として、気が散りやすく、注意の対象が頻繁に切り替わるというものがあります。

例えば、飲み終わったペットボトルを捨てようとしたら、書き忘れていた書類のことを思い出し、書類の入っている引き出しを開けたら、中にあった漫画のことが気になってしまい、気づけば漫画に夢中になっている…といった具合に、注意の対象が頻繁に切り替わってしまい、さらにそれ以前に何をしようとしていたかを忘れてしまうのです。

これはADHDの場合、短期記憶を司る脳の部位の働きが弱いことが原因と考えられています。

短期記憶をテーブルに例えるとすれば、ADHDの人は普通の人よりテーブルが小さいので、「ペットボトルを捨てる」というタスクと「書類を書く」というタスクを同時にテーブルに置くことができない…といったイメージです。

「長期的な利益」のために動けない

またADHDの特徴として、「長期的な利益」のために動くのが難しいというものもあります。

いくら「片付けをすれば気持ちの良い生活が手に入る」とわかっていても、ついつい目の前の別の楽しいことに関心が移ってしまったりし、結局片付けなどの手間を要するタスクになかなか取りかかれないのです。

完璧主義

またこれは筆者個人の見解なのですが、ADHD傾向のある方はこだわりが強く、「片付けるなら完璧にとことん片付けたい」と思っていらっしゃる方が多いのではないでしょうか。

私もこのパターンで、片付けをしたい気持ちはあるものの、「片付けるならめちゃめちゃ配置とかも凝って、クオリティの高い部屋にしたい」という気持ちがあり「ちょっとだけ片付ける」ことができない、というより許せないのです。

なので、部屋がめちゃくちゃ散らかっているかめちゃめちゃ整頓されているか、ゼロか100かになってしまうのです。

ADHDのための究極の片付け術

特性自体に抗おうとしない

片付け術を考える上での大前提として、「特性自体に抗わない」ことが大切です。

いくら片付けられない自分を責めたり、「気持ちを入れ替えよう」「ゴミは必ず捨てるようにしよう」などと心に決めたところで、それだけでは結局数日で元通りになってしまいます。

ADHDの特性はもう変えられないものとして受け入れた上で、仕組みによって、それらによる日常生活の困難が少なくなるよう工夫する意識が大切です。

「とりあえずボックス」を作ろう

ADHDの方におすすめなのが、「とりあえずボックス」の設置です。

ADHDの特性上、頻繁に注意の対象が入れ替わるため、捨てようとしたり、しまおうとしていた物をその辺に放り投げたままにしてしまうことが多いです。

いくら「きちんと分類してしまうようにしよう」と心がけても、結局はその面倒臭さから床に放り投げたままにしてしまい、どんどんゴミ部屋化していってしまいます。

そこで、大きめのボックスを用意し、とりあえず迷ったらそのボックスの中に放り投げるということを心がけてみることがおすすめです。

床だとどんどん散らばって収集がつかなくなってしまいますが、ボックスの中に入れれば、気が向いた時に分類することもできますし、散らかりにくいので物をなくすリスクもぐっと抑えることができます。

ちなみにボックスは大きければ大きいほど良いです。

私は大きめの洗濯カゴや大きめの段ボール箱を使っています。

ゴミ箱は多めに設置しよう

(↑ブログライティング担当者の部屋。ゴミを捨てられる場所は合計5つぐらいある。)

また、ゴミ箱を多めに置いておくことも重要です。

ゴミ箱があったとしても、「ゴミ箱まで行ってゴミを捨てる」という一見簡単な手間がADHDにとってはしばしば面倒くさく、結局ゴミをそのままにしてしまうことが多いのではないでしょうか。

そのため、机の隣やベッドの隣、ドアの横など、できる限り捨てに行く手間を小さくするために、大きめのゴミ箱を同じ部屋にも複数置くことが効果的です。

友人や片付けアドバイザーなどの第三者を呼んでみよう

また、ADHDにとって最も強力な片付け術が「部屋に他人を呼ぶ」ことです。

汚い部屋に人を呼ぶ羞恥心は、あらゆる特性を凌駕します。

勇気を出して友人を部屋に招待してみたり、また自分に合った片付けの仕方や、物が多い場合に一緒に片付けを進めてくれる整理収納アドバイザーなどを一度利用してみるのも良いでしょう。

一度、一緒に片付けを進めてみませんか?

「部屋にモノが多すぎて、どこから片付けを始めればいいかわからない…」

「処理の仕方がわからないゴミがあり、一人で片付けを進めるのが不安…」

「自分の特性に合った片付け方法が知りたい」

そのような悩みをお持ちの方は、整理収納アドバイザーを活用することがおすすめです。

整理収納アドバイザーとは、ゴミの捨て方からひとりひとりに合った片付けのコツの伝授まで、お客様のペースに合わせながら一緒に片付けを進めてくれる業者です。

時由地材の代表本谷由香は、これまで整理収納アドバイザーとして、数々の片付けの相談、粗大ゴミなど捨て方の難しいゴミの処理、さらに生前整理や空き家の片付けからリノベーションなど、様々な現場で、お客様の気持ちやペースに寄り添った片付けを一緒に進めて参りました。

お客様のペースや大切にしたい物を尊重しながら一緒に片付けを行い、さらに今後ご自身でお片付けができるよう、捨て方のレクチャーも行っております。

もしご家族のご遺品など大切なものが残っている場合でも、ただ捨てるだけではなく、ご家族の思いを大切にしながら次の活用手段に繋げることも可能です。

ゴミが多い場合でも、今なら軽トラの荷台一杯分につき、15,000円で処理を行うことができます!

今なら「お試し片付けキャンペーン」も実施中です!

ぜひお部屋の環境を変えてみたいという気持ちがありましたら、お気軽に相談から始めてみませんか?

本谷由香プロフィール

『見捨てられたものに新たな価値を』

この理念のもと、茨城県水戸市を拠点に空き家の片付け・リフォーム事業や廃材のリメイク、シェアハウスを通じた心の拠り所づくりなどを行っております。

私の祖父は大工で叔父も建築士だったので、ものごころついた時から建築が身近にあり、二級建築士の資格も取得。物の再利用にも興味をもち、失われゆくものの魅力を発見し、新たな価値を創造してきました。

ご依頼者様の想いや建物に寄り添った片付けと再活用方の提案によって秘められた価値を再発掘し、住む人、建物、その地域に幸せをもたらします。

また、空き家と猫を通じたまちづくりの一環として、保護猫活動も行っております。

売上金の一部は保護猫基金への寄付に充てさせていただきます。

(参考)保護猫事業のHP

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